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Japanische Klassiker mit Furigana

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さまよえるユダヤじん

さまよえる猶太人

芥川 竜之介

Lesen Sie さまよえる猶太人 (さまよえるユダヤじん) von Akutagawa Ryūnosuke (芥川 竜之介) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 6.846 Zeichen · 14 Bildschirme

Aozora Bunko

だから、フランシス・ザヴィエルが遇った時も、彼は恐らくこれに類した服装をしていたのに違いない。

そこで、それがどうして、「さまよえる猶太人」だとわかったかと云うと、「上人の祈祷された時、その和郎も恭しく祈祷した」ので、フランシスの方から話をしかけたのだそうである。所が、話して見ると、どうも普通の人間ではない。話すことと云い、話し振りと云い、その頃東洋へ浮浪して来た冒険家や旅行者とは、自ら容子がちがっている。「天竺南蛮の今昔を、掌にても指すように」指したので、「シメオン伊留満はもとより、上人御自身さえ舌を捲かれたそうでござる。」そこで、「そなたは何処のものじゃと御訊ねあったれば、一所不住のゆだやびと」と答えた。が、上人も始めは多少、この男の真偽を疑いかけていたのであろう。「当来の波羅葦僧にかけても、誓い申すべきや。」と云ったら、相手が「誓い申すとの事故、それより上人も打ちとけて、種々問答せられたげじゃ。」と書いてあるが、その問答を見ると、最初の部分は、ただ昔あった事実を尋ねただけで、宗教上の問題には、ほとんど一つも触れていない。

それがウルスラ上人と一万一千の童貞少女が、「奉公の死」