Japanische Klassiker mit Furigana
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すみれとうぐいすのはなし
すみれとうぐいすの話
小川 未明
Lesen Sie すみれとうぐいすの話 (すみれとうぐいすのはなし) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 3.785 Zeichen · 8 Bildschirme
「すみれさん、あなたが、そうお思いなさるのは無理のないことです。しかし、私は、この声のために、どんなに苦しんでいるかしれません。からすや、わしや、たかなどは、みんな私を憎みます。私を憎むというよりは、私の声を憎むあまり、私の姿を見ると殺そうとしているのです。それがために、私は、安心して木の枝に止まって眠ることができません。昼間は、こうして、彼らに見えないように、やぶから、林を伝って鳴いていますが、夜は、どこかの木の枝に止まって眠らなければなりません。しかし、私の定まった宿というものはないのです。私は、あなたのように、地の上にしっかりとした、安らかな生活をなさる姿を見るとうらやましくてなりません。私ほど不幸なものがありましょうか。」と、うぐいすは、すみれに向かっていいました。
すみれは、これを聞くと、うぐいすのいったことは、自分をからかうためではなかったということを知りました。そして、うぐいすにも、やはり自分と同じような、なやみのあることを知ったのであります。
そこで、すみれは、自分が、この美しい色と、香いのあるために、安心した生活が送られないことを、うぐいすに語らずにはいられませんでした。