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Japanische Klassiker mit Furigana

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すりかえかいが

すり替え怪画

海野 十三

Lesen Sie すり替え怪画 (すりかえかいが) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.746 Zeichen · 26 Bildschirme

Aozora Bunko

つまり或る薬液があって、それを画面にかけると、後から塗った画は、綺麗に拭い去ることができるのであった。

烏啼と藤代女史とが、この静かな画房の中で、蒐集の名画八枚をうっとりと眺めているとき、音もなく扉があいて、そこからひどい猫背の黒眼鏡をかけ、長いオーバーを着込んだ男がはいって来て、軽く咳払いをした。

烏啼は「あッ」と叫んで、振り向きざま手馴れたピストルを取直し、あわや引金を引こうとして、危いところで辛うじてそれを思い停った。

「やあ、珍客入来だ。これはようこそ、袋猫々先生」

「こんなことだと思ったよ。悪趣味だね」

「なんの、合法的だよ。不正な取引はしていない」

烏啼は、毅然としていた。藤代女史は、さすがに照れて、隅っこへ小さくなる。

「だが、こんなことは、もうよしたがいいね。種はたった一つだ。この種で、何べんも繰返しているなんて、烏啼天駆らしくもない」

「ふん、忠告か。そういえば、同じ手法のくりかえしで気がさすが、世の中には鈍物が多いから、まだこの手法を知られていないつもりだが」

「あんたも焼きがまわっているよ」

と袋探偵は、つかつかと「宝角を持つ三人のニンフ」