Japanische Klassiker mit Furigana
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たましいはいきている
たましいは生きている
小川 未明
Lesen Sie たましいは生きている (たましいはいきている) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 4.290 Zeichen · 9 Bildschirme
あるいは、戦地にあって、それを経験したとも、かぎらないと思ったからです。おじさんは、しばらく、なにか考えているようなようすだったが、やがて、顔を上げると、
「それについて、ふしぎなことがある。」といいました。
「ふしぎなことって、どんなこと。」
「ゆうれいとでも、いうんだろうな。」
「えっ。」と、わたしは、びっくりしました。
このとき、つめたい風が、海の上から、さっと陸へ向かって、走ったように感じました。
おじさんは、口を開きました。
「前線へ、伝令にいった兵士が、帰りの山の中で道を迷ってしまった。困っていると、ふいにくつ音がしたので、まさしく、敵に出会ったと、身がまえすると、思いがけない、親友だったので、二度びっくりした。あまりおそいので、こんなことではないかと迎えにきたよ。さあ、暗くならぬうち、早くいこうと、戦友は、先に立って、よくこんな道を知っているなと思うようなところを歩いた。だが、かれはこのあいだの戦争で死んだのではなかったかと気がついたので、休んだら聞こうと思っているうち、その姿を見失ってしまった。それと同時に、ふもとの方で、軍馬のいななきをきいたというのだ。