Japanische Klassiker mit Furigana
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だいこん
だいこん
久生 十蘭
Lesen Sie だいこん von 久生 十蘭 (ひさおじゅうらん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 153.732 Zeichen · 303 Bildschirme
翼裾のほうはピゲエの一九四〇年の変り型で、すこしデモードだけどピゲエでつくらせたというのが強味だ。着換えをしてママに見てもらいに行くとママが笑いだした。
「たぶんそうだろうと思ったわ。でもそのフロック、すこしロマンチックすぎはしないこと。あすのお催しには白のジョーゼットのほうがよくはないかしら」
あたしはなにか感ちがいをしているらしい。九時ごろ寝床へ入ったが、明日のパァティはあたしにとってなにか非常に重大な意味のある催しらしいと思うと、うつらうつらしながら気になってねむれない。なにがあるのだろう。あたしたちにとってシリアスな事件といえばいうまでもなく結婚だ。ひょっとしたらお見合いなのかもしれないとかんがえたら、びっくりしていっぺんに眼がさめた。
ママが生理の心配をしたわけも、パパがしっかりやっておいでといったわけも、これでよくわかる。たいへんなことになった。あたしはまだなにも準備が出来ていないし、そういうことを感じる感情も、まだひとつも経験していない。女はじぶんの美よりほかにとり得のないことを知っているので、けんめいにお化粧して一切の希望を外部におく。