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Japanische Klassiker mit Furigana

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だいこん

だいこん

久生 十蘭

Lesen Sie だいこん von 久生 十蘭 (ひさおじゅうらん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 153.732 Zeichen · 303 Bildschirme

Aozora Bunko

毎年、五月になるとおたまじゃくしはフレッシュな蛙になり、したがって鸛は新鮮な餌に不自由しないというわけなんですか。

蛙の料理というと、牛酪炒、空揚、薄衣揚、葡萄酒煮、ジェリ寄せ、ムニエル、ミラネェゼなどといろいろございます。フランス人は〈蛙食い〉なんていわれたものですが、このごろは〈蛙食い〉が世界的な流行になり、鸛まがいの食通がいい食料庫はないかと鵜の目鷹の目でさがしまわっている。

一方、スノッブな蛙の社会では、食われることがニュウ・ファッションだというので、流行の波に乗って古めかしい寓話の再興をやっていますが、池には赤蛙だけがいるのではない。殿さま蛙も雨蛙もいて、このほうはぜんぜん食べられたいなんて思っていない。食べられたいやつが食べられるのはそちらさまの勝手で、牛酪炒にでも、葡萄酒煮にでも、なんにでもされて食べられちゃいなさいだが、鸛なんか王さまにしたおぼえのない実直な連中までが、スノッブの側杖でパクパクやられるのはご免蒙りたいといっているそうです。

最後に、念のために申しあげておきますが、われわれがあの方を大切にするのは、英国風の君主神権説などという気ちがいじみたイスムによるのではなく、正直なところは自分のため……生れた国の象徴を持ち、それを愛し、それについてかんがえる純粋な感情を知らずしらずのうち