Japanische Klassiker mit Furigana
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だいこん
だいこん
久生 十蘭
Lesen Sie だいこん von 久生 十蘭 (ひさおじゅうらん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 153.732 Zeichen · 303 Bildschirme
この詩の朗読をもって弔辞にかえます。これで終ります」
みなさんがへんな顔をしている。それはそうなんだ。気持はわかるが、ひとの顔つきなんかにかまっていられない。ともかく弔辞はすんだんだ。脇間へ帰ってのうのうしていると、長謙さんが腕時計を見ながら入ってきた。
「いまのアレはなんだい」
「あれ、ってなんのこと」
「お前がしゃべくったアレだよ」
「あれは弔辞ですけど。あなたにそう聞えなかったら、それは見解の相違よ」
「よくわかった。それはゆっくり考えることにして、とにかく掲揚柱のところへ行ってもらいましょう。六右衛門のそばに立っていて、僕が右手をあげたらすぐ六右衛門を突っつくんだ。わかったね」
「わかった。つまりリレーするんでしょう」
雅楽部の子供の合唱隊がおチビさんのハルモニュウムにひきずられながら金切声で今様歌をうたいだす。
籬のうちなる白菊も
うつろふ見るこそあはれなれ
われらが通ひてみしひとも
かくしつつこそかれにしか
世界の三大合唱隊の一つだという〈木の十字架少年唱歌隊〉の、この世のものとも思われない美しい合唱をいつかスイスできいたことがあった。いまさら聖歌でもないけど、仏教の無常観なんか、この際、迷惑だ。