Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ちょうとみっつのいし

ちょうと三つの石

小川 未明

Lesen Sie ちょうと三つの石 (ちょうとみっつのいし) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 4.385 Zeichen · 9 Bildschirme

Aozora Bunko

」と、女は答えました。

「なに、私は、あの世へいって、おまえのくるのを待っている。おまえは、できるだけ、この世の中を幸福に送ってくるがいい。」と、夫はいった。

「あの世へいくときには、なんでも高い山を上るそうです。どうか、その峠のところで待っていてください。」と、女はいいました。

夫は、うなずいて、なんの心残りもなく、ついにこの世を去ってしまったのです。

女は、また一人になりました。そして、たよりない日を送らなければならなくなりました。村の人は、この不しあわせの女に同情をしました。

「まだ若いんだから、いいところがあったら、お嫁にいったがいい、お世話をしてあげます。」と、村の人はいった。

「そんなことをしては、死んだ夫にすみません。」と、女は涙ながらに答えました。

「すむも、すまないもない。死んでしまった人は、消えたも同じものだ。あの世などというものは、まったくないものです。」と、村の人はいいました。

女は、ほんとうにそうかと思いました。そして、人にすすめられるままに、三たびお嫁にゆきました。

三度めにいったのは、鳥屋でありました。そこへいっても、彼女はよく働きました。