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Japanische Klassiker mit Furigana

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ながうたかんじんちょう

ながうた勧進帳

酒井 嘉七

Lesen Sie ながうた勧進帳 (ながうたかんじんちょう) von 酒井 嘉七 (さかいかしち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.698 Zeichen · 26 Bildschirme

Aozora Bunko

※(歌記号、1-3-28)判官御手を取り給い……

が、どうも変でございます。

御存じでもございましょうが、この長唄は、歌舞伎十八番勧進帳の、いわば、伴奏曲でございまして、この芝居が天保十一年の三月五目、河原崎座で初めて上演された際に、作曲されたものだそうでございます。劇の荒すじは、次の様でございます。

頼朝公と不和になられた義経公が、弁慶と亀井、伊勢、駿河、常陸坊の四天王を引きつれて陸奥へ下向される。一同は山伏に姿をやつしている。が、こうしたことは鎌倉に聞えている。それがために、関所でも、山伏は特に厳しく詮議されていた。関守の富樫左衛門は義経主従を疑惑の目で見守る。しかし、弁慶は落ちつきはらって、自分達は南都東大寺建立のため勧進の山伏となっているものである、と云う。関守は、若し、そうした御僧であれば、勧進帳を所持されているはず、とつめよせる。義経主従のものは、この思いもかけぬ言葉に動揺するが、弁慶は咄嵯の機転で笈の中から一巻の巻物を取り出し、勧進帳と名づけつつ、声高らかに読み上げる。これで、関守富樫左衛門の疑も晴れ、通れ、と許しが出る。が、強力姿の義経が、判官に似かよっている事から、一同は再び引きもどされる。