Japanische Klassiker mit Furigana
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なりひらこぞう
なりひら小僧
山中 貞雄
Lesen Sie なりひら小僧 (なりひらこぞう) von 山中 貞雄 (やまなかさだお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.049 Zeichen · 19 Bildschirme
と言って半次に娘を送って行くように言う。左膳が身共が送って進ぜると妙に親切である。
後でお小夜がなりひらに、
T「雲霧主膳ッて何んな野郎か」
と言って、
T「明日妾が小当りに当ってみらァね」
と言う。
(F・O)
○=(F・I)夜の街
君江を送る左膳ニヤニヤ笑って居る。
向うから番頭の長七や手代がやって来た。
長七が君江を見て喜んで走り寄る。
君江も、
T「長七さん」
と嬉しそうに抱き付いて泣き伏す。
「えッ」と左膳ボンヤリしている。
手代や長七のお礼の言葉も上の空。
(F・O)
○=(F・I)通り
主膳と一味の浪人者数名とがブラブラやって来た。
反対の方向からブラリブラリとお小夜。両方ですれ違った時、主膳お小夜の手をグッと掴む。
しまったッ、お小夜の手は主膳の紙入れを掴んで居る。
物陰でましらの半次が気が気で無い。
(F・O)
○=(F・I)ある料亭の二階
主膳等とお小夜。主膳がお小夜に一杯呑めと盃をさし、
T「其方を番所へ引ッ立てるとは申さん」
と言って、
T「其処は魚心あれば何とやら」
と言って、
T「身共の一味に加わらぬか?」
お小夜がせせら笑って、
T「御冗談でしょう」