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Japanische Klassiker mit Furigana

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ねずみのぼうけん

ねずみの冒険

小川 未明

Lesen Sie ねずみの冒険 (ねずみのぼうけん) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 1.912 Zeichen · 4 Bildschirme

Aozora Bunko

空き地に勇くんと賢二くんが、すずめをさがしていたのです。しかも打つことの上手な賢二くんは、空気銃を持っていました。

「あっ、ごらん、ねずみがあんなところを渡っている。」と、先に見つけたのは、勇くんでした。すずめが電線に止まっていると思ったのが、あにはからんや、ねずみでありました。

「ねずみがこんなことをするかなあ。」と、賢二くんはこれを見て、むしろあきれていました。

「賢ちゃん、打つのは、およしよ。」

「ああ。」

賢二くんは、これを打つのはなんでもなかったが、ねずみのこの健気な冒険に対して、じゃまをする気持ちになれませんでした。

「渡ったら助けてやって、おっこちたら打つといいね。」

勇くんは、こういいました。賢二くんは、だまって、ただ、ねずみの渡るのを身動きもせずにじっと見守っていました。ねずみは、おどろくべき注意力をもって、とうとう渡りおわって、あちらの赤い屋根へつきました。このとき、思わず、二人は、手をたたいて、ねずみのために、成功を祝したのであります。