Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ひどいけむり

ひどい煙

久生 十蘭

Lesen Sie ひどい煙 (ひどいけむり) von 久生 十蘭 (ひさおじゅうらん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.064 Zeichen · 18 Bildschirme

Aozora Bunko

大阪役ののち秀忠に仕え、大筒役として八百石、家光の代に御鉄砲御用衆筆頭大筒方兼帯を仰付けられ、世禄千八十石、役料三百俵、左太夫と通称する、代々、世襲の家筋になり、同役、御用衆のうち、鉄砲磨組支配田付四郎兵衛景利とともに大小火砲、石火矢、棒火矢、狼煙、揚物、その他、火術の一般を差配することになった。

稲富喜太夫は、父から稲富流の秘伝をうけて独得の技芸を身につけ、町打ちといって、大砲の遠距離射撃にかけては、名人の域に達していたが、父が家康の抱きかかえを脱して、尾張侯に仕えたため、喜太夫は秀忠の代になっても、依然として、新参同様の扱いをうけ、寛永も中頃になって、ようやく御鉄砲玉薬奉行に任官し、高六百石、焼火の間詰めになった。

玉薬奉行というのは、鉛、煙硝の丁数分合や火薬の製造を取締まる与力並みの職分である。喜太夫は砲術のほか、大砲張立(鋳造)の諸元にも通饒しているので、おのれの技術に満々の自負をもち、父が身の処置を軽々しくしなかったら、御鉄砲御用衆筆頭の職分は、当然、稲富家に下し置かれていたろうと思い、その辺に、尽きぬうらみを抱いていたが、世襲ときまった職分を侵すセキはない。