Japanische Klassiker mit Furigana
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ぼたもち
ぼたもち
三好 十郎
Lesen Sie ぼたもち von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 15.324 Zeichen · 31 Bildschirme
次郎 ……うん、家に居ても、この先、しようねえから――
りき そうか。……
(永い間。……シーンとした中に火じろの火のはぜる音と、柱時計のカツ、カツ、カツと刻む音)
りき ……喜十よ、お前がなあ、村八分になりかかつとるについては、お前の方からは金五郎にも村の衆にも悪い事はなんにもしなかつただな?
喜十 こんりんざい、俺の方で悪い事はしたおぼえ無えです。
りき お前は馬鹿正直の善え人間だ。そりや俺が知つとる。だどもどんな善え人間でも自分じや気が附かねえで、人の気い悪くするような事するもんだ。
森山 だけんど、わしなんども方々問合わしたが、喜十さんの方にそんな事あ無えでさあ。そのおとどしの選挙の時の須山さんの買収をサシたの喜十さんだつたと言うのも濡れぎぬだ。第一、こんな人がそんな出過ぎた真似をするかしないか、誰が考えてもわかる筈だに、ツイ芹沢の口車にのつてなんとなくそういう事になつちやつてるのでやす。
りき ……たしかに、喜十よ、悪い事しねかつたというの嘘じやねえな?
喜十 俺あへえ、たとえ神さまの前で嘘つく事あつても、ばさまの前で嘘あ、つきやせん。
りき よし、よからず、んじや。