Japanische Klassiker mit Furigana
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たにしのしゅっせ
むかし むかし あるところに
楠山 正雄
Lesen Sie むかし むかし あるところに (たにしのしゅっせ) von 楠山 正雄 (くすやままさお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 13.919 Zeichen · 29 Bildschirme
三
するとこんども、おとなりの欲(よく)ばりおじいさんとおばあさんがそれを知ってうらやましがって、またずうずうしくうすをかりにきました。人のいいおじいさんとおばあさんは、こんどもうっかりうすをかしてやりました。
うすをかりるとさっそく、欲ばりおじいさんは、うすのなかにお米を入れて、おばあさんをあいてに、
「ぺんたらこっこ、ぺんたらこっこ」
と、つきはじめましたが、どうしてお米がわき出すどころか、こんどもぷんといやなにおいがして、なかからうじゃうじゃ、きたないものが出てきて、うすにあふれて、そとにこぼれ出して、やがて、台所(だいどころ)いっぱい、きたないものだらけになりました。
欲(よく)ばりおじいさんは、またかんしゃくをおこして、うすをたたきこわして、薪(まき)にしてもしてしまいました。
正直(しょうじき)おじいさんは、うすを返してもらいに行きますと、灰になっていましたから、びっくりしました。でも、もしてしまったものはしかたがありませんから、がっかりしながら、ざるのなかに、のこった灰をかきあつめて、しおしおうちへ帰りました。
「おばあさん、白(しろ)のまつの木が、灰になってしまったよ」