Japanische Klassiker mit Furigana
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わがちゅうがくじだいのべんきょうほう
わが中学時代の勉強法
寺田 寅彦
Lesen Sie わが中学時代の勉強法 (わがちゅうがくじだいのべんきょうほう) von 寺田 寅彦 (てらだとらひこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.784 Zeichen · 10 Bildschirme
日曜日などにしても、平生学校から帰った時と同じく、定まった勉強もせず、定まった運動をするでもなく、田舎のことであるから、時にはある二三の友と遊びに出るようなこともあるが、それとて好んで遊び暮らしたいと思うのでもなく、たいていは自分の好きなようにして自由に過ごしていた。
こんなふうであったから、従って夜はおそくまで、朝は早くから起床して勉強に取りかかるというような例はなく、それに私の家はごく平穏、円満な家庭であったから、いつでも勉強したいと思う時には、なんの障害もなく、静かに、悠乎と読書に親しむことができたので、特に勉強の時間を定めて焦慮ってやるという必要はなく苦痛を感じながら机に向かうというようなこともさらになかった。従って、自分の勉強法は最も不規則で、また決してたいした勉強家のほうでもなかった。境遇もまた、苦学というより、むしろ始終楽学の境にあったのである。
しかし、高等学校に進んでからは、すでに親のひざもとを離れているし、また一つには年とともにやや思想も固まって来ているから、中学時代に比べると、確かに勉強もしたほうであるが、それとて何も普通の度を越えて、特別にはげしい勉強や、秩序立った読書法など実行したわけではない。