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Japanische Klassiker mit Furigana

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わがぶんがくしゅぎょう

わが文学修業

織田 作之助

Lesen Sie わが文学修業 (わがぶんがくしゅぎょう) von 織田 作之助 (おださくのすけ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.981 Zeichen · 6 Bildschirme

Aozora Bunko

怖い作家だ、巧いなあと思う作家は武田麟太郎氏、しかもこの人の巧さはどぎつくない。この人の帰還がたのしみである。この人が帰れば、上京して会いたいと思う。その作家魂を私淑し、尊敬しながら、なんだか会うのが怖い作家は、室生氏である。会う機会を得た作家は、会うた順に言うと、藤沢、武田、久米、片岡、滝井、里見の諸氏。最近井上友一郎氏に会い、その大阪訛をきいて、嬉しかった。

小説の勉強をはじめてからまだ四年くらいしか経たない。わが文学修業はこれからである。健康が許せば、西鶴が小説を書いた歳まで生きられるだろう。まだ十年ある。文学修業はそれからだと思う。私は最悪の健康状態でよく今日まで生きて来られたと思っている。文学が恐らく私の生命を救って来たのだろう。常に酷評されながら、何糞と思って書いている。それで表面はぴんぴんしている。そのうち、戯曲も書こうと思う。最近、友人が「君は本職をもう捨てたのか」といった。小説は私の副職だというのである。「いや、今に戯曲も書くよ」と答えたが、その実、素人劇の脚本を昨年頼まれて書き演出もした。満更でもないと思った。いろいろ楽みで、なかなか死ねないと思う。