Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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わたくしのだいすきなアメリカのしょうじょ

わたくしの大好きなアメリカの少女

宮本 百合子

Lesen Sie わたくしの大好きなアメリカの少女 (わたくしのだいすきなアメリカのしょうじょ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.031 Zeichen · 5 Bildschirme

Aozora Bunko

つまり人間性の情緒が強いんでしょうね。

私がまいりましたコロンビヤ大学の広い校庭などには、リスが沢山居ります。人が飼っているのではなく、野生なんですよ。それが皆な人になついて居ります。

子供などはよくピーナッツの皮をむいてはリスに投げてやります。すると枝にいるリスはとび降りて来て、うれしそうにその皮を喰べます。子供は可憐な手をパチパチと叩きながら、リスの喰べるのを悦んで見ているのです。そしてリスの喰べている間は、決してその傍によりません。

リスが怖がったり、心配したりすると可哀想だと思うからですわ。そう云う少女達は、お菓子を御土産にいただいても、決して自分の専有にするなどということはありません。皆なに等分に分けて上げます。それも誰も、そうせよと教えるのではないのですが、自分独りが楽しむものではないと思っているからです。

その例は家庭に居っても解ります。お客さまがあってお母さんが忙がしいと、子供さん達はみんな手伝います。女の子だからお台所を手伝うというのじゃなく、お母さんが忙がしいから……なのです。

日本とちがって、忙がしい時には皆な助け合って働く事を愉快に思って居ります。