Japanische Klassiker mit Furigana
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インドラのあみ
インドラの網
Lesen Sie インドラの網 (インドラのあみ) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 23.369 Zeichen · 49 Bildschirme
すっかり悄気て化石してしまったようじゃありませんか。」
「石になるとは。そいつはあんまりひどすぎる。おおい。梨の木。木のまんまでいいんだよ。けれども仲々人の命令をすなおに用いるやつらじゃないんです。」
「それより向うのくだものの木の踊りの環をごらんなさい。まん中に居てきゃんきゃん調子をとるのがあれが桜桃の木ですか。」
「どれですか。あああれですか。いいえ、あいつは油桃です。やっぱり巴丹杏やまるめろの歌は上手です。どうです。行って仲間にはいりましょうか。行きましょう。」
「行きましょう。おおい。おいらも仲間に入れろ。痛い、畜生。」
「どうかなさったのですか。」
「眼をやられました。どいつかにひどく引っ掻かれたのです。」
「そうでしょう。全体駄目です。どいつも満足の手のあるやつはありません。みんなガリガリ骨ばかり、おや、いけない、いけない、すっかり崩れて泣いたりわめいたりむしりあったりなぐったり一体あんまり冗談が過ぎたのです。」
「ええ、斯う世の中が乱れては全くどうも仕方ありません。」
「全くそうです。そうら。そら、火です、火です。火がつきました。チュウリップ酒に火がはいったのです。