Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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インドラのあみ

インドラの網

宮沢 賢治

Lesen Sie インドラの網 (インドラのあみ) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 23.369 Zeichen · 49 Bildschirme

Aozora Bunko

火ならばなんでも熱いものだ。それはいつでも乾かそう乾かそうとしている。斯う云う工合に火には二つの性質がある。なぜそうなのか。それは火の性質だから仕方ない。そう云う、熱いもの、乾かそうとするもの、光るもの、照らそうとするもの軽いもの騰ろうとするものそれを焔と呼ぶのだから仕方ない。

それからまたみんなは水をよく知っている。水もやっぱり火のようにちゃんときまった性質がある。それは物をつめたくする。どんなものでも水にあってはつめたくなる。からだをあつい湯でふいても却ってあとではすずしくなる。夏に銅の壺に水を入れ壺の外側を水でぬらしたきれで固くつつんでおくならばきっとそれは冷えるのだ。なんべんもきれをとりかえるとしまいにはまるで氷のようにさえなる。このように水は物をつめたくする。また水はものをしめらすのだ。それから水はいつでも低い処へ下ろうとする。鉢の中に水を入れるならまもなくそれはしずかになる。阿耨達池やすべて葱嶺から南東の山の上の湖は多くは鏡のように青く平らだ。なぜそう平らだかとならば水はみんな下に下ろうとしてお互い下れるとこまで落ち着くからだ。波ができたら必ずそれがなおろうとする。