Japanische Klassiker mit Furigana
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インドラのあみ
インドラの網
Lesen Sie インドラの網 (インドラのあみ) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 23.369 Zeichen · 49 Bildschirme
鳥はみな飛ばずにいられないで飛び啼かずに居られないで啼く。それは生れつきなのだ。
さて斯う云うふうに火はあつく、乾かし、照らし騰る、水はつめたく、しめらせ、下る、鳥は飛び、またなく。魚について獣についておまえたちはもうみんなその性質を考えることができる。けれども一体どうだろう、小鳥が啼かないでいられず魚が泳がないでいられないように人はどういうことがしないでいられないだろう。人が何としてもそうしないでいられないことは一体どういう事だろう。考えてごらん。」
アラムハラドは斯う言って堅く口を結び十一人の子供らを見まわしました。子供らはみな一生けん命考えたのです。大人のように指をまげて唇にあてたりまっすぐに床を見たりしました。その中で大臣の子のタルラが少し顔を赤くして口をまげてわらいました。
アラムハラドはすばやくそれを見て言いました。
「タルラ、答えてごらん。」
タルラは礼をしてそれから少し工合わるそうに横の方を見ながら答えました。
「人は歩いたり物を言ったりいたします。」
アラムハラドがわらいました。
「よろしい。よくお前は答えた。全く人はあるかないでいられない。