Japanische Klassiker mit Furigana
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インドラのあみ
インドラの網
Lesen Sie インドラの網 (インドラのあみ) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 23.369 Zeichen · 49 Bildschirme
その東の空はもう白く燃えていました。私は天の子供らのひだのつけようからそのガンダーラ系統なのを知りました。またそのたしかに于大寺の廃趾から発掘された壁画の中の三人なことを知りました。私はしずかにそっちへ進み愕かさないようにごく声低く挨拶しました。
「お早う、于※(「門<眞」、第3水準1-93-54)大寺の壁画の中の子供さんたち。」
三人一緒にこっちを向きました。その瓔珞のかがやきと黒い厳めしい瞳。
私は進みながらまた云いました。
「お早う。于大寺の壁画の中の子供さんたち。」
「お前は誰だい。」
右はじの子供がまっすぐに瞬もなく私を見て訊ねました。
「私は于※(「門<眞」、第3水準1-93-54)大寺を沙の中から掘り出した青木晃というものです。」
「何しに来たんだい。」少しの顔色もうごかさずじっと私の瞳を見ながらその子はまたこう云いました。
「あなたたちと一緒にお日さまをおがみたいと思ってです。」
「そうですか。もうじきです。」三人は向うを向きました。瓔珞は黄や橙や緑の針のようなみじかい光を射、羅は虹のようにひるがえりました。
そして早くもその燃え立った白金のそら、湖の向うの鶯いろの原のはてから熔けたようなもの、なまめかしいもの、古びた黄金、反射炉の中の朱、一きれの光るものが現われました。