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Japanische Klassiker mit Furigana

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カキツバタいっかげん

カキツバタ一家言

牧野 富太郎

Lesen Sie カキツバタ一家言 (カキツバタいっかげん) von 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 5.735 Zeichen · 11 Bildschirme

Aozora Bunko

で同様な意見を述べ、ともにカキツバタを燕子花とする説を否定している。しかるに他の諸学者連はこの慧眼なる二学者の警鐘に耳をおおいあえてその誤りを覚らないのは憫然のいたりである。

カキツバタの花はその花形決して燕には類してはいない。しかしこれを燕子花だと信じている学者の中には、なるべくその花を燕に連絡さすように工夫し、「花は夏の頃さきて、そのはなびらの、ながくなびきて、しなやかなること、燕の尾に似たり」と書いたものなどがある。元来燕の姿は前方に一つの頭があり、その体躯の左右には翅翼があり、後方には両岐せる一つの尾があって、いわゆる左右相称の偏形を呈しているから、それが斉整均等なる輻射相称の形を呈せるカキツバタの花容とはいっこうに合致しない。次に「藤に生ず」とあるが、これは痩せて長いヒョロヒョロした茎、すなわち藤のような茎に生じているとの意であるから、わがカキツバタのように茎がツンと一本立ちに突き立っていては決して藤のようなと形容することはできない。次に「一枝に数葩」とあるこの数葩は数花の意であるから、一つの枝に四、五輪かないし七、八輪かの花が付いて咲いていなければ都合が悪いが、カキツバタの花はたとえその茎頂にある鞘苞中に二花ないし三花が含まれてはいるとしても、しかしその花は順を追って新陳代謝し一日に一花ずつ