Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
カラカラなるうみ
カラカラ鳴る海
小川 未明
Lesen Sie カラカラ鳴る海 (カラカラなるうみ) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 5.659 Zeichen · 12 Bildschirme
そして港の内に停泊すると、小舟に幾つも箱を積んで陸をさしてこいできました。
「私たちは南の国から、はじめてみかんを積んでこの港にはいってきたものです。いくらでもいいから今後の取引のために、安くまけますからこのみかんを買ってください。」といいました。
港の人たちはそこに集まってきました。そして、「どんなみかんだか箱のふたを取って見せよ。」といいました。船のものは一つの箱を砕いて内を見せました。するとみごとなみかんがいっぱい詰まっていました。
そこで取引は、ぞうさなくきまってしまいました。
陸の方からも艀を出して、白い船の積んできたみかんの箱を町へと運びました。やっとその荷を運び終わると、
「さようなら。」といって、白い船はこの港から出ていってしまいました。
「いいみかんをたんとまあ、安く買ったものだ。これで今年はこの町は大もうけをするだろう。」と、みなは口々にいってうれしがりました。
「なんという名まえの船だったかな、だれか憶えていたであろう。」と、一人がいいました。
「さあ、なんといったかな?」と、そこに集まった問屋のものは、たがいに顔を見合わしました。
すると、一人の若者が、