Japanische Klassiker mit Furigana
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ジャーナリズムのこうろ
ジャーナリズムの航路
宮本 百合子
Lesen Sie ジャーナリズムの航路 (ジャーナリズムのこうろ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.842 Zeichen · 6 Bildschirme
外国人は日本の現実についてあるとおりに見ることができ、語ることができ、書くこともできる。当然であるその条件を、日本の人民自身が日本について語る場合、自分たちの運命について主張する場合にも持ってゆくためにこそ、ジャーナリズムは、ある甲斐のあるものでなければなるまい。ジャーナリスト自身とくに日本のジャーナリストとしてこの点にどんな熱意がもたれているだろうか。わたしは、この点についてほんとに知りたい。わたしたちの未来への設計としてそのところが知りたい。
出版危機という表現で出版界の再編成、より大きくつよい企業へのふるいわけがはじまってから、雑誌は、大部分、編集の上にそれぞれ販売面からのもがきを示した。テラス、ロマンス類が、もとの軍情報部に働いていた人をやとい入れて、戦時秘史だの反民主的な雰囲気を匂わせはじめると、その風潮は無差別にぱっとひろがって二・二六事件記事の合理化された更生から文学にまで波及し「軍艦大和」のように問題となる作品をうんだりした。
時期をひとしくして、天皇の一族とその宮中生活について、あれやこれやの記事がはやりはじめた。天皇が若い皇太子としてフランスに行っていたころの平民的な思い出話。