Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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スポーツ・ぶんがく・せいじ

スポーツ・文学・政治

坂口 安吾

Lesen Sie スポーツ・文学・政治 (スポーツ・ぶんがく・せいじ) von Sakaguchi Ango (坂口 安吾) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 6.635 Zeichen · 14 Bildschirme

Aozora Bunko

戦争ものは戦闘そのものに主題があるべきだ。『捕虜第一号』なんか、読んだ者は唖然とするだろう。ボクらの読みたい「戦争物」は冒険物語なんだ。しかるにあれはやはり俘虜記だ。文学はあんなもんじゃない。基地から死地へ向って行く、その間の緊迫した事件が文学の主題であるべきだ。後からの感想の部分なんて、てんでだめだ。大岡君の場合は『捕虜第一号』のような、あんな勇士じゃないんだが、テーマ自体が些末だという気がする、そして遊んでいると思うね。小林みたいな言いかたでほめればほめることが出来るし、ボクも不賛成じゃないが……ボクももし横光賞の銓衡委員だったとすれば、あれをとっただろう。然しあれでは本当の戦争小説とは言えないと思う。

政治談議

コムミュニズムの連中のうちでは半田義之なんかいゝね。彼はコムミュニストになっても、のうのうと恋愛小説を書いている、あれでなくちゃ文学者として駄目だ。女学生の恋愛感情の機微などよくとらえて楽しそうに書いている。私小説は書いていない。あんな風にコムミュニスト作家がなるとたのしいんだがなあ。中野重治にもそうしたむきはあるが、やはりカタイ。