Japanische Klassiker mit Furigana
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ソヴェトのしばい
ソヴェトの芝居
宮本 百合子
Lesen Sie ソヴェトの芝居 (ソヴェトのしばい) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 26.289 Zeichen · 53 Bildschirme
――クラブの劇場研究会なんぞも、そこで統制されて行くんだろうか?
――それは別だ。クラブのは、МОСПС《エムオーエスペーエス》劇場――モスクワ地方職業組合ソヴェト劇場が責任を負っている。
――なるほどね。ところで、どうだい、作者はやっぱりソヴェトでも作者かい? 給金なんかどんな風なんだろう。……所謂大部屋連、下まわりっていうようなものは、存在してるのかしら。
――現在のソヴェトでは、まだあらゆる生産の部門に、革命以前からの技術家がのこっている。芝居の方でもそうだ。だから古い大家連の中には、革命までの数十年間にしみ込んだ俳優気質っていうようなものを持ち越して生きてるものもあるらしいな。そういう面はありながら実際舞台に働いている大家連は、それは歌右衛門や仁左とはちがうさ。社会主義からきりはなされて存在しているのじゃない。大部屋、下まわりにしたって、大家連と同じ芸術労働組合員だもの。聞いただろう? ソヴェト政府は、過去に功労あった芸術家たちに、「人民芸術家」「功績ある芸術家」っていう二種類の称号を与えて優遇しているのを。モスクワの劇団にだけでも「人民芸術家」