Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ドミノのおつげ

ドミノのお告げ

久坂 葉子

Lesen Sie ドミノのお告げ (ドミノのおつげ) von 久坂 葉子 (くさかようこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 20.713 Zeichen · 42 Bildschirme

Aozora Bunko

「今日の、どこかの奥様なんでしょう。どんなお交際なの」

「どんなでもいい。どんなでもいい。姉様あっちへ行って。僕を一人にしておいて下さい」

私は立ち上りました。そして自分の部屋へはいると急に信二郎がかわいそうになって来ました。信二郎はどんな風に生きるのか。私はやっぱり黙っているのがいいのでしょうか。信二郎は信二郎。私は私。私は私しか導くことも出来ないし、制御することも出来ないのです。寝る前に信二郎の部屋の前にもう一度何気なく来た私は、そこにすすり泣いてでもいるような気配をききました。

またある日。

私と信二郎と叔母と春彦と、カードをしておりました。父は相変らずぜいぜい云って隣の室で喘いでおります。

「ハート一つ」

くばられたカードのうち六枚もハートがあります。そうしてオーナが四つもあるのです。

「クラブ二つ」

「ハート二つ」

「クラブ三つ」

「ハート三つ」

サイドカードもこんなにいい。それに、手にクラブがないから最初っからきれるわけです。私は得意になってせりあげました。ハートに決まります。叔母と組になっているのですが、開いた叔母の持札も割合にいいのです。四つとって一勝負つけてしまいました。