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Japanische Klassiker mit Furigana

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ネオンよこちょうさつじんじけん

ネオン横丁殺人事件

海野 十三

Lesen Sie ネオン横丁殺人事件 (ネオンよこちょうさつじんじけん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 13.095 Zeichen · 26 Bildschirme

Aozora Bunko

警視庁から捜査課長大江山警部などの、刑事部首脳が駆けつけてくるまでの帆村荘六は、滑稽な惨めさに封鎖されていた。

「外山君」と大江山課長は、その警官の名を呼んだ。

「帆村探偵の素状を一応調査しておいた方がいいだろうかね」そういって警官の非礼を婉曲に帆村荘六に詫びるのだった。

さて正式の取調が始まった。

殺されたのは、このカフェ・アルゴンの主人である虫尾兵作だった。

その隣室にいた女性は、同人の妾である立花おみねと呼ぶ者だった。

誰が殺したか。

殺した手段は、帆村が発見したピストルによることは、大体明らかであって、なお屍体解剖の上で確かめられる手筈になった。では何物が、天井裏にのぼって、あの節穴からカフェ・アルゴンの大将虫尾兵作を狙い射ちにしたのか。

「おみねさん」と大江山警部は、悄気きっている大将の妾に言葉をかけた。

「この部屋には寝床が二つとってあるが、一つはお前さんの分で、もう一つは誰の分なんだい」

「ハイ。それはアノ……」

「はっきり言いなさい」

「ハ、それは、なんでございます、うちのナンバー・ワンの女給、ゆかりの寝床なんです」

「ウンそうか。で、そのゆかりさんは見えないようだが、どうしたんだい」