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Japanische Klassiker mit Furigana

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ネオンよこちょうさつじんじけん

ネオン横丁殺人事件

海野 十三

Lesen Sie ネオン横丁殺人事件 (ネオンよこちょうさつじんじけん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 13.095 Zeichen · 26 Bildschirme

Aozora Bunko

もしそのライターがネオン屋の一平のだったら、お前さんはここで一平と寝てたことになるよ、それでいいかい」

「まァ、誰が一平なんかと……」

「もう一つお前さんに見せたいものがある」

そう言って大江山警部は帆村に目交せをして屋根裏で拾ったピストルをおみねの前につきつけた。

「このピストルを知らないかい」

「ああ、これは……。これこそ一平のもってたピストルです。あいつは、これでいつかあたしのことを……。あたしのことを……」

おみねはなにを思い出したものか、ヒステリックに喚きだした。

「やっぱし、あいつだ。あいつだ。一平が主人を撃ったのです。その外に犯人はありません。そうなんですよオ、そうなんです」

「これ、おみねさん、しっかりしないか。おい外山君、この婦人を階下へ連れてって休ませてやれ」

おみねが去ると、三階には係官一行と帆村探偵とだけが残った形になった。

「どうだ帆村君」大江山警部はにこやかに呼びかけた。

「これは単なる痴情関係で、一平が女給ゆかりの身代りにこの寝床にもぐっていて、頃合を見はからって、屋根裏にのぼり、主人の虫尾を射って逃げ、その途中で入口にライターを落とし四つ辻では君に見咎められて、逃走したと解釈してはどうかね」