Japanische Klassiker mit Furigana
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ノンシャランどうちゅうき
ノンシャラン道中記
久生 十蘭
Lesen Sie ノンシャラン道中記 (ノンシャランどうちゅうき) von 久生 十蘭 (ひさおじゅうらん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 13.357 Zeichen · 27 Bildschirme
僕は昨夕一晩かかって、新聞広告の原稿を作っておいたからちょっと見てください。よかったらすぐ、夕刊『馬耳塞人』へ廻すつもりだから。それから新聞記者を招待して、大々的に提灯を持ってもらってぜひとも『ヘルキュレス』と顔が合うようにしなくてはならん。さ、これが新聞広告の原稿」
マルセーユの『ヘルキュレス』よ!
大きなことをいうな!
コルシカ島に『ナポレオン』あり※(感嘆符二つ、1-8-75)
汝のごとき張子の牛は、ナポレオンの鼻息で吹き飛ぶであろう!
口惜しかったら、いつでもお相手つかまつる。
ざまあ見ろ!
七月二日 ナポレオン後援会
七、戦闘的食餌とは青唐辛子に蝮酒。サント・ボオムの囲い場はレエグルという小山の麓にある。昔は音に響いた荒牛を無数に送り出した囲い場であったそうだが今は堆肥場になっているので、人馬ともにあまり寄りつかない。
「さ、ここなら大丈夫。思う存分やれるというものだわ」と、勇み立ちながら、タヌが、ナポレオンの方を見ると、ナポレオンはぐったりと柵にもたれ、肋骨の浮き出した横腹に波打たせしきりに咳込んでいるので、
「見れば見るほどお気の毒さま見たいな牛だわね。