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Japanische Klassiker mit Furigana

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ぶらうんしんぷそうせつ

ブラウン神父総説

村崎 敏郎

Lesen Sie ブラウン神父総説 (ぶらうんしんぷそうせつ) von 村崎 敏郎 (むらさきとしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.740 Zeichen · 8 Bildschirme

Aozora Bunko

で見るとおり、南米に渡つて布教していたこともある。ノーフォークの団子のようにまんまるな顔と、手にたずさえた大きなコウモリ傘と茶色の紙包みは、あまりにも有名である。(ブラウンのモデルになつたジョン・オコナー師は見るからに俊敏聡明な人で、その点をチェスタートンが意識して正反対の風貌に作り上げたことは「秘密」の解説で既述したとおりであるが、コウモリ傘と茶色の紙包みはやはりオコナー師が実際に持つて歩いていたそうである)。この坊さんにはエクスパートらしい所は一つもない。聖書の句はしよつちゆう引用するが、それは本職だから当然である。文学や劇にも造詣が深いが、探偵に必要な科学的知識はまず皆無に近い。毒薬の知識もなければ、はつきりした死後硬直の時間も知らない。煙草の灰の分析もできない。知つているのは、人間の心である。「フランボウの秘密」の中で説明しているように、ブラウンは自分が犯人の気持になつて、殺人の秘密を解くのである。いや、時には犬の気持になることさえあるのは、名作「犬のお告げ」に詳説されているとおりである。こういうブラウンの探偵法は、それまでがホームズ張りに足跡や煙草の灰ばかり調べる探偵の活躍時代だつただけに、ひじように新鮮で生き生きした物に感じられたに違いない。