Japanische Klassiker mit Furigana
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しこんぞめについて
ポラーノの広場
Lesen Sie ポラーノの広場 (しこんぞめについて) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 22.934 Zeichen · 50 Bildschirme
ところが病気のけだものは死んだら棄てなくちゃいけないでしょう。けれども何せ売れば二、三百にはなるんです。誰だって惜しいとは思います。耕牧舎でもこっそりそれを売っているらしいというんです。行って見て来いってうわけでバキチが剣をがちゃつかせ、耕牧舎へやって来たでしょう。耕牧舎でもじっさい困ってしまったのです。バキチが入って行きましたらいきなり一疋の牛を叩いてあばれさせました。牛もびっくりしましたね、いきなり外に飛び出してバキチに突いてかかったんです。
バキチはすっかりまごついて一目散に警察へ遁げて帰ったんです。そして署長のところへ行って耕牧舎では牛の皮だけはいで肉と骨はたしかに土に埋めていましたって報告したんです。ところがそれが知れたでしょう。
町のものもみんな笑いました。署長もすっかり怒ってしまいある朝役所へ出るとすぐいきなりバキチを呼び出して斯う申し渡したと云います。バキチ、きさまもだめなやつだ、よくよくだめなやつなんだ。もう少し見所があると思ったのに牛につっかかれたくらいで職務も忘れて遁げるなんてもう今日限り免官だ。すぐ服をぬげ。と来たでしょう。