Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ポラーノのひろば

ポラーノの広場

宮沢 賢治

Lesen Sie ポラーノの広場 (ポラーノのひろば) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 21.086 Zeichen · 43 Bildschirme

Aozora Bunko

」じいさんはまたのどをくびっと鳴らしました。

「ぼくたちは行けないだろうかねえ。」

「行けねえよ、あっいけねえ、とうとう悪魔にやられた。」じいさんは額を押えてよろよろしました。甲むしが飛んで来て、ぶっつかったようすでした。

ミーロが云いました。

「じいさん、ポラーノの広場の方角を教えてくれたら、おいらあ、じいさんに悪魔の歌をうたってきかせるぜ。」

「縁起でもねえ、まあもっと這いまわって見ねえ。」

じいさんはぷりぷり怒ってぐんぐんつめ草の上をわたって南の方へ行ってしまいました。

「じいさん。お待ちよ。また馬を冷しに連れてってやるからさ。」ファゼーロが叫びましたが、じいさんはどんどん行ってしまいました。ミーロはしばらくだまっていましたが、とうとうこらえきれないらしく、

「おい、おれ歌うからな。」と云いだしました。

ファゼーロはそれどころではないようすでしたが、わたくしは前からミーロは歌がうまいだろうと思っていたので手を叩きました。ミーロは上着やシャツの上のぼたんをはずして息をすこし吸いました。

「いのししむしゃのかぶとむし

つきのあかりもつめくさの

ともすあかりも眼に入らず