Japanische Klassiker mit Furigana
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ポラーノのひろば
ポラーノの広場
Lesen Sie ポラーノの広場 (ポラーノのひろば) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 21.086 Zeichen · 43 Bildschirme
」と云いながらまたつづけざまに二杯ひっかけました。
するとミーロの仲間らしいものが二人で出て来てミーロに云いました。
「おいミーロ、お前もせっかく来たんだから一つうたって聞かして呉んな。」
「みんなさっきから、うたったり踊ったりして、つかれてるんだから。」
ミーロは、
「だめだよ。」と云ってその手をふりはらいましたが、実は、はじめから歌いたくて来たのですから、ことに楽隊の人たちが歌うなら伴奏しようというように身構えしたので、ミーロは顔いろがすっかり薔薇いろになってしまって眼もひかり息もせわしくなってしまいました。
わたくしも思わず、
「やれ、やれ、立派にやるんだ。」と云いました。
するとミーロはとうとう決心したようにいきなり咽喉掻きはだけて、はんの木の下の空箱の上に立ってしまいました。
「何をやりましょう。」セロの人がわらってききました。
「フローゼントリーをやってください。」
「フローゼントリー、譜もないしなあ、古い歌だなあ。」
楽員たちはわらって顔を見合せてしばらく相談していましたが、
「そいじゃね、クラリネットの人しか知ってませんから、クラリネットとね、それから鼓で調子だけとりますから、それでよかったら二節目からついて歌ってください。