Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ポラーノのひろば

ポラーノの広場

宮沢 賢治

Lesen Sie ポラーノの広場 (ポラーノのひろば) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 21.086 Zeichen · 43 Bildschirme

Aozora Bunko

「この山羊はおまえんだろう。」

「そうらしいねえ。」

「ぼく出てきたらたった一疋で迷っていたんだ。」

「山羊もやっぱり犬のように一ぺんあるいた道をおぼえているのかねえ。」

「おぼえてるとも。じゃ。やるよ。」

「ああ、ほんとうにありがとう。わたしはねえ、顔も洗わないで探しに来たんだ。」

「そんなに遠くから来たの。」

「ああ、わたしは競馬場に居るからねえ。」

「あすこから?」

子どもは山羊の首から帯皮をとりながら畑の向うでかげろうにぎらぎらゆれている、やっと青みがかったアカシヤの列を見ました。

「すいぶん遠くまで来たんだねえ。」

「ああ、じゃ、僕こっちへ行くんだから。さよなら。」

「あ、ちょっと待って。ぼくなにかあげたいんだけれどもなんにもなくてねえ。」

「いいや、ぼくなんにもいらないんだ。山羊を連れてくるのは面白かった。」

「だけれどねえ、それではわたしが気が済まないんだよ。そうだ、あなたは鎖はいらないの。」

わたくしは時計の鎖なら、なくても済むと思いながら銀の鎖をはずしました。

「いいや。」

「磁石もついてるよ。」

すると子どもは顔をぱっと熱らせましたが、またあたりまえになって、