Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

せんきゅうひゃくにじゅうさんねんふゆ

一九二三年冬

宮本 百合子

Lesen Sie 一九二三年冬 (せんきゅうひゃくにじゅうさんねんふゆ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 6.654 Zeichen · 14 Bildschirme

Aozora Bunko

と云う言葉を何かに向って云われたのは、先生の作品にさえあてはまる意味深い言葉だ。

近頃、自分の内的生活を、次に次にと新たなものを受け入れる為、一つ一つをたんねんにギンミし、それに一つ一つの decision を与えて居ない傾向がある。只感じるだけ。そこにあるものがあるのを示し、知り、解剖するに止ることが多い。狭き我のバッコはいけないが、decision を持ち得ない砕けすぎは恐ろしいダラクの一段だ。トルストイかぶれの moral でない私の評価をもちたい。世の中に雑作なくけなされることの多いのは、――そう云う社会の中に住むことは、己惚をまさること、更によきものに向っての努力を忘れさせる点で実にいけない。

自分の周囲を批判し、不満な点を認め得るということ丈が、既にその箇人の進んで純な所以であるかの如く誤解するからいけない。これは、私にもあり、Aにもある。

真の向上心は欠け、自らそのことを実行しない、しても渦中にないという丈で、云える批評で、安心するのは低級至極な話だ。わかって居るつもりで、私は自分のきらう口やかましく実力なき批評家の一人になりかけた。