Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

さんにんのひゃくしょう

三人の百姓

秋田 雨雀

Lesen Sie 三人の百姓 (さんにんのひゃくしょう) von 秋田 雨雀 (あきたうじゃく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 5.876 Zeichen · 12 Bildschirme

Aozora Bunko

しかし伊作に口止めされているので、小判の話なぞは一言も言いませんでした。「もし金のことが発覚すれば、三人同罪で牢屋へ行くのだ。」と伊作は馬鹿正直な太郎右衛門に言い含めて置いたのでした。

太郎右衛門と、太郎右衛門のお神さんが、この赤児を見ているうちに、今まで一度も感じたことのないような嬉しい気持になって来ました。お神さんは、太郎右衛門に向って、

「この子はお寺の子でねえかしら!」

と言いました。そのわけは、赤児を包んでいる布は緞子という立派な布で、お神さんが城下のお寺で、一度見たことがあるからということでした。

「馬鹿な女子だな、何してお寺で子供を捨てべいな!」

と太郎右衛門はお神さんを叱りつけました。

その晩、太郎右衛門夫婦は、大きな釜に湯を沸して、厩の前で赤児に湯をつかわせてやることにしました。お神さんは、何気なく赤児の帯をほどいて、厩の方へつれて行こうとすると、大きな振袖の中から一枚の紙片が落ちて来ました。

「何んだべい!」と言って、その紙片を亭主の太郎右衛門に渡しました。太郎右衛門はそれを拾って見ると、その紙片に、下のような文字が平仮名で書いてありました。