Japanische Klassiker mit Furigana
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あるくこと
三好十郎の仕事 第三巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 第三巻 (あるくこと) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.472 Zeichen · 667 Bildschirme
三平 うん?……そりゃまあ、食って食えない事もなかろうが――
双葉 スープに入れたら綺麗だろうと思うの。
三平 スープか……
双葉 (野菜を、マナイタの上で揃えながら)サツマイモのはじん所、お父さん掘ったんですか?
柴田 サツマイモ? いやあ――(まだボンヤリしている)
双葉 一番向うのウネの五本ほどひっこ抜いてあるの。じゃ、せい子さんかしら。(父の方を振返って見る)
柴田 (やっと我れに返って、少しドギマギして)いやあ――おせいさんも、掘りはせんだろう。
双葉 ……でしょう? まだ、実なんか入っちゃいないんですもの。じゃ又、ドロボウ――ひどいわあ! まだ、鼠のシッポほどにもなっていないのを。おお、おお、代代の聖人様! おしりをつねりたまえ日本人の。(言いながら、手は野菜をきざみ、それを大きな鍋に入れ、バケツの水を注ぎ、ザブザブと洗って、水をゆすぎこぼし、又水を入れてふたをして置き、さてそれから七輪に火を燃すべく、薪を取って手斧でコツンコツンと割る。既に夕飯の支度に入っているのである)どっこいしょと!
三平 みんなドロボウになったのだな。二三日前も電車の中で三十恰好のりっぱな男が二人で工場へ出て働くよりか闇をやっている商人や百姓を脅迫して物資をかっぱらって来るのが率が良いと言う話をしているのさ。