Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
あるくこと
三好十郎の仕事 第三巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 第三巻 (あるくこと) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.472 Zeichen · 667 Bildschirme
治子 ……わからない。私は、私は――(深い、刺すような眼で正面を見る。口のわきがブルブルとひきつっている)
(その時、この室の、光のあたらない隅のドアにドシンと人がぶつっかる音がして、うすくらがりの中に二人の若い男が入って来る。そちらをすかして見る静代と治子……)
男の声 ……しかたがないじゃないか。君みたいに、そんな、イキリ立って見たって、どうなるんだよ! わかってる者あ、わかってるんだ。友ちゃんは友ちゃんだし、君は君だ。いいじゃないか。友ちゃんが、そんなふうになったからって、君に責任はないさ。それぐらい、わかってる者はチャンとわかってるよ。しかし、なんしろ、みんな気が立ってるんだ。君を追いかけて表門の方へ行った連中もいるから、すぐに帰ると、また、あぶない。ここでいっとき待っていてから帰ったほうがいいんだ!
明 (かすれた声で)……北村さん、あんたあ、兄さんの友達だね? ね、そうだろう?
北村 そうだよ。だから――
明 俺あ、こんど兄さんに逢ったら、俺あ、この腕で、兄さんを――(クククと泣き出し、せぐりあげてヒーッという)
北村 いいよ、いいよ、そんな君――君の気持はわかる。