Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
あるくこと
三好十郎の仕事 第三巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 第三巻 (あるくこと) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.472 Zeichen · 667 Bildschirme
どうするかだ、これを?
私 どうするか?
舟木 殺しても死なない、だから。だから処理するだけだ。警察に渡すか、精神病院に渡すかだ。
私 あぶない。ピストルを持っている。
舟木 ピストルには弾はいくつ入っている?
私 六連発と見ても、まだ四つ入っている可能性。
舟木 良い青年だがな。
私 良い奴だ。しかし犯罪者。
舟木 犯罪者? 犯罪の意識は無い。
私 狂人か――
舟木 われわれにとって狂人と言うものは居ない。時代時代の平均ノルムが有るだけ。それを踏みはずしたのを仮りに狂と名づける。セーンもインセーンも無い。どの試験管もガラスで出来てる。
私 だが、須永は犯した。これからも犯し得る。これは、怖い。
舟木 怖いのは、しかしホントに怖いのは、実はモモコだ。あの子は笑いながら一万人だって殺すことが出来る。
私 うむ。しかしモモコは殺してない。須永は殺した。
舟木 薬をあげようか?
私 自分でも持っているのではないか。それよりピストル持ってる。自殺など胴忘れしてああしてウロウロしている。どうすればよいか?
舟木 そう、どうすれば――?
(二人、顔を見合せている。そこへ出しぬけに二階の一角で、ドシン、ガタガタと音がして、女の叫び声がして来る。