Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
あるくこと
三好十郎の仕事 第三巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 第三巻 (あるくこと) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.472 Zeichen · 667 Bildschirme
そういう自分の気持が、ところで、私の講義の内容をだな――内容の一つ一つではなくてもその全体の基調や気分をだな、無意識のうちに戦争協力の方へ持って行った。少くとも、それが無かったと言い切ることは私には出来ない。それに気が附いた。
清水 ……私には、もう君達に対して講義は出来ない――あの時、先生はそうおっしゃってお泣きんなりました。
柴田 いやあ、涙が出たのは……ありゃ君、これきりで君達とも別れるかと思って、それがつらいんで、ちょっとその、はは、センチメンタルになったのさ。
清水 しかし――しかし、いずれにしろ、うちの学校で戦争協力について責任のあった先生達は、ちゃんともう三四人追放令に引っかかって、よされたんです。もし先生までがそんな風にお考えになるんでしたら、続けて教職についている資格のある先生は一人も居なくなります。現に、先生を嘲笑された斎藤先生だとか学生課の二三の先生達、戦争中、まるで神がかりになって軍部や勤労動員の先頭に立たれた先生がたは、どうなります?
柴田 そりゃ、人それぞれで、各自の考え方の相違――
清水 戦争中、先生のことを反戦論者だと中傷していた同じ口で、今度は国策居士は偉いもんだよなどと、白い歯をむいて嘲笑なさっているじゃありませんか。