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Japanische Klassiker mit Furigana

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おりき

三好十郎の仕事 第二巻

三好 十郎

Lesen Sie 三好十郎の仕事 第二巻 (おりき) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.279 Zeichen · 238 Bildschirme

Aozora Bunko

(言っている所へ登美が、深呼吸をしながら、上手の廊下口からスタスタ出て来て、廊下の角の所に姿勢を正して立つ。素顔に素足が戸外の照り返しを受けて白くピチピチしている)

登美 ……(やがて、すなおな張りのある号令をかけながら、ダルクローゼ体操をはじめる)一、二、三、四――。(それが自然にオルゴールの曲に合う)

韮山 (それを見てビクッとして言葉を切る)…………

登美 (足を上げ手を振り、無心につづける)五、六、七、八。……一、二、三、四、五、六、七、八。――

韮山 ふーん。……(少しキョトキョトしながら、われ知らず立ちあがって、登美の体操をマジマジと見ている)

三好 ……(ニヤニヤしながらその韮山の様子を見ながら、坐って煙草をふかしている)

登美 一、二、三、四、五、六、七、八。……一、二、三、四――。

(そこへ下手の庭木戸の扉を開けて、着流しの轟一夫〈卅二三才〉が入って来る。頭髪を長くモジャモジャにした男で、原稿紙をフロシキに包んだのをぶら下げている)

轟 お早う……。(呼びながら庭に歩み入って来るが、直ぐに登美の姿に眼を引きつけられてしまう)

三好 (坐ったまま振返って)ああ、轟君か。