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Japanische Klassiker mit Furigana

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みうらたまきのプロフィール

三浦環のプロフィール

吉本 明光

Lesen Sie 三浦環のプロフィール (みうらたまきのプロフィール) von 吉本 明光 (よしもとあきみつ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 11.579 Zeichen · 23 Bildschirme

Aozora Bunko

三浦さんは食欲がなく、その上醤油を使ったものが食べられないので、病院の食事は殆ど箸をつけない。この日もお見舞いに貰った牡蠣をフライにして食べたいという。折悪しく誰もいないので、井上君と二人で生れて初めて牡蠣フライを電熱器で拵えたが、古パンでパン粉を作るのが一番厄介だった。でも割にうまく出来あがった。三浦さんは塩をつけて「うまい、うまい」と沢山食べた。

四月五日、三浦さんは放送局の依頼で「冬の旅」を録音した。午前中に見舞いに行ったら原信子さんがお見舞いに来た。病室も二階の北向きの部屋から、一階の中庭に面した南向きの大きな部屋に移っていた。三浦さんは足を指にまでマニキュアをして赤いエナメルを塗りお化粧をしていた。紫のドレスを着て井上君におぶさって講堂に行った。新聞社のカメラマンが盛んに閃光電球を焚く。三浦さんは生卵を一つのんで安楽椅子に腰かけた。プリングスハイムがピアノを弾き出し、録音は開始された。三時から一時間半で録音は終了した。

四月九日、三浦さんは自動車で放送局へ行き、第一スタジオで「お蝶夫人」の録音をした。伴奏は東管、合唱は放唱、指揮はプリングスハイム。