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Japanische Klassiker mit Furigana

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みうらたまきのプロフィール

三浦環のプロフィール

吉本 明光

Lesen Sie 三浦環のプロフィール (みうらたまきのプロフィール) von 吉本 明光 (よしもとあきみつ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 11.579 Zeichen · 23 Bildschirme

Aozora Bunko

翌朝、起きぬけに三浦さんの家を訪ねると、いきなり「これを召上って頂戴」と、大きなお盆にお饅頭を山盛り出されたので面喰ってしまった。「急に思いついて今朝二時までかかって私一人で作ったのよ、お砂糖が足りなくって甘くないかも知れないけど、中にあんこが入っているのよ」

富士山麓は米が出来ず、玉蜀黍を主食にしている。このお饅頭も玉蜀黍の粉で作ったものだった。この日はお母さんの三十五日だったので一緒にお墓詣りをして、僕は東京へ帰った。音楽大会へ出演の打合せをすませ、そして「これを京極さん(高鋭子爵)に届けて下さい」といって、今朝ほどのお饅頭をお土産に頂いて。

二度目に山中湖畔に三浦さんを訪ねたのは忘れもしない七月十日だった。三日後に迫った音楽大会に三浦さんを迎えに行ったのだった。この日は早朝、小型機が来襲し、御殿場線の駿河駅に着くまでに三度も汽車から降されて待避した。そして、この前、中央線の大月から吉田へ出て、バスを待つのに小半日もかかったので、今度は明神峠三里を、ハイキングのつもりで歩いたところ、山の中で頭の真上をB29が飛んで無気味な思いをした。今度も三浦さんの家に着いたのが七時頃だったが、近所に疎開しているお弟子さんの菅美沙緒さんが遊びに来ていた。