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Japanische Klassiker mit Furigana

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うぶやものがたり

与謝野晶子評論集

与謝野 晶子

Lesen Sie 与謝野晶子評論集 (うぶやものがたり) von 与謝野 晶子 (よさのあきこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 116.383 Zeichen · 233 Bildschirme

Aozora Bunko

わたしはこういう自信の上から一般の婦人に思想という事を奨めたい。我ら婦人は久しく考えるという能力を抛棄していた。頭脳のない手足ばかり口ばかりの女であった。手足の労働においては都会の婦人の一部を除く外、今日もなお男子を凌いで重い苦しい負担を果している。山へ行っても、海岸へ行っても、市街の各工場を覗いても、最も低額な報酬を受けつつ最も苦痛の多い労役に服しているのは婦人である。それにかかわらず男子より軽侮せられ従属者を以て冷遇されているのは、唯手足のみを器械的に働かして頭脳を働かさないからである。そういう下層の労役に服している婦人は姑く措くとするも、明治の教育を受けたという中流婦人の多数がやはり首なし女である。何らの思想をも持たないのである。

身体の装飾、煮物の加減、裁縫手芸、良人の選択、これらは山出しの女中もまた思う事であり、また能くする所である。良人の機嫌を取るという事も、現在の程度では狭斜の女の嬌態を学ぼうとして及ばざる位のものである。男子が教育ある婦人を目して心私かに高等下女の観をなすのは甚しく不当の評価でない。一般男子の思想に比すれば婦人は何事をも考えていない、何らの立派な感想をも持っていないといってよいのである。