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Japanische Klassiker mit Furigana

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せかいのいっかんとしてのにほん

世界の一環としての日本

戸坂 潤

Lesen Sie 世界の一環としての日本 (せかいのいっかんとしてのにほん) von 戸坂 潤 (とさかじゅん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 215.338 Zeichen · 422 Bildschirme

Aozora Bunko

この観念は一隅の真実を伝えなくはない観念だが、併しジャーナリズムに関する最も低級な観念であることを注意しなければならぬ。処がジャーナリズムをこのような意味に理解して物を云ったり、甚だしいのになるとこれに基いて論文を書いたり議論をしたりする者がいるのである。本質的な教養のない人間にあることだ。

丁度例えば、唯物論が唯物的に(?)物を考える主観的態度のことであるよりも先に、事物そのものが客観的にまずそうあることでなければならぬと同じに、ジャーナリズムも若しその事象に何か積極的な意義があるものなら、まず第一に客観的な一つの現象のことでなくてはならぬ。この客観的な現象に基いて初めて、一つの人間的態度としてのジャーナリズムということも考え得る順序になるのであって、そうしない限り、ジャーナリズムは一つの道徳上のイズムか何かと考えられてしまうのだ。ジャーナリズムでだからイズムであり主義であると思うのも、丁度、マグネティズムを磁石主義と考えるように、滑稽なことだ。リューマティズムは主義ではあるまい。この際の何々イズムとは勿論客観的に行なわれる夫々の現象を指すということを銘記すべきである。