Japanische Klassiker mit Furigana
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なかむらなかぞう
中村仲蔵
山中 貞雄
Lesen Sie 中村仲蔵 (なかむらなかぞう) von 山中 貞雄 (やまなかさだお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 22.567 Zeichen · 47 Bildschirme
案外情けない奴」
と言えば、
進藤が、
T「と思って居られる
から、御貴殿は
未だ若い」
若いと言われて若侍訝しそう。
進藤威張り返って、
T「大吉は
身共が怖くて
よう来なかったのじゃ」
独りで威張って居る。
茶店の柱に凭れて居たお光が彼方を見てオヤッと言った顔(大吉を見とめたからだ)。
進藤が話して居る背後の床几に大吉が腰下した。
若侍、オヤッと思ったが、
進藤は平気な物。
T「大体身共は内気な
方で厶って喃」
若侍手真似で「アカンアカン」云うが、
進藤一向構わず、
T「生得、大勢の人中へ
出ると気がボー
と致す性質」
大吉背後でジッと聞いて居る。
若侍泣き相になった。
進藤知らずに尚も、
T「尋常の勝負ならば
断じて大吉如きに」
大吉が後を続けた。
T「負とらぬと
仰しゃるか?」
ゲーと進藤飛び上った。背後見て二度吃驚慌てて五六歩逃げたがハタと立ちどまる。
床几の上に残って居た進藤の大刀を大吉が取り上げる。
進藤振り返って之を見て泣き相な顔。
大吉ニヤニヤ笑って刀を弄って居る。
進藤のベソ掻いた面。若侍の方は、五六間向うで早く逃げようと言って居る。
大吉、進藤の刀持ってスックと立ち上る。