Japanische Klassiker mit Furigana
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「もくせい」ごうのなぞ
中谷宇吉郎集 第六巻
中谷 宇吉郎
Lesen Sie 中谷宇吉郎集 第六巻 (「もくせい」ごうのなぞ) von 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 130.784 Zeichen · 269 Bildschirme
魚も鮮しい刺身用のものがふんだんにあり、天ぷら用の蝦などもいつも豊富に手にはいる由である。奥さんはもともと身体の丈夫な人でないのに、いろいろ気を使ってもてなされるので、こっちの方が心配するくらいであった。プリンストンにいた時には、静かな生活だったらしいが、紐育へ来ると、お客があったり、在米の日本人たちが、いろいろ好意のもてなしをしてくれたり、なかなかたいへんなようである。今度ノーベル賞を貰ったりしたら、ますますたいへんなことになるだろう。
湯川さんのところには、三泊だけして、御別れして、ワシントンへ行くことにした。忙しい中ではあったが、そのうち二晩は、絵を描いた。ラビ先生は科学使節団員として日本へ来て以来、大分日本の古い美術品などにも興味を持たれたらしい。花鳥の金屏風が一双飾ってあったが、これが一番実用的にも使われ得るようである。
もともとラビ先生という人は、広い意味での芸術方面にも関心のある人のようである。書棚の本を見ても、古典的な文芸方面の名著がたくさんあり、飾り棚の上の物を見ても、趣味のよい珍しい品が並んでいる。客間の絨氈の上に新聞紙をしいて、その上に半切を拡げ、ラビ先生の秘蔵品を、いろいろ物色して、絵になりそうなものを探し出して、大分生産をあげた。