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Japanische Klassiker mit Furigana

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いきりょう

久生十蘭ジュラネスク 珠玉傑作集

久生 十蘭

Lesen Sie 久生十蘭ジュラネスク 珠玉傑作集 (いきりょう) von 久生 十蘭 (ひさおじゅうらん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 20.698 Zeichen · 42 Bildschirme

Aozora Bunko

罪の感じとでもいったような、何か胸を締めつけるような、そんな響を持っていた。

夕課の終りの鐘が鳴って、みな夕食をするために斎室へ行っているはずなのに、夕靄の降りかけた広い葡萄畑の中で、首に大きな鈴をつけた労働士が背中を曲げて一所懸命に働いていた。鈴の音はそこから来るのだった。

ベルナアルさんだった。

ベルナアルさんが薄褐色の労働士の衣に藁縄の帯をしめ、裸足で畑の土を踏んでいた。

ベルナアルさんのこの服装は、ベルナアルさんの上に何が起きたか、何もかもひと言で説明していた。ベルナアルさんは、あんな苦行のすえ、とうとうまたおしゃべりをしてしまったのだった!

ベルナアルさんは枯れた葡萄蔓を集め、汗を流しながら大きな束をつくっていた。燃やしてしまうほか何の役にも立たない枯れた葡萄の蔓!

ベルナアルさんは沈黙の戒律を破ったために修道院で一番卑しい仕事を課せられているのだった。

私の姿を見ると、ベルナアルさんは手も足も出なくなったときの子供のような顔をして土の上に眼を落してしまった。涙ぐんでいる眼を私に見られたくないためだった。

「ベルナアルさん、あなたはまたおしゃべりをしてしまったのですね」