Japanische Klassiker mit Furigana
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ひとのみのうえ
人の身の上
小川 未明
Lesen Sie 人の身の上 (ひとのみのうえ) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.065 Zeichen · 5 Bildschirme
叔母さんは、なにかにつけてもお花を不憫に思って、「よく、気をおつけ。」と、やさしくいい聞かされました。
けれど、やはりだめでした。お花は、いいつけられた用事を満足にしたことがなかったのです。叔父さんは、
「あの子はだめだ。ほんとうに、ろくな暮らしはしないだろう。」と、叔母さんに向かっていっていられました。
「ほんとうに、困ったものです。」と、叔母さんは、眉をひそめて答えていられました。ある日のこと、叔父さんは、お花が、とても役にたたないから、暇をやってしまうと、叔母さんに向かっていっていられました。
たつ子は、そのそばにいて、いわれたことを聞いていたのでありますが、お花がこれまで自分にやさしかったこと、あるときは、丁寧に髪を結ってくれたこと、あるときは、お手玉を作ってくれたことを思い出すと、なんだかかわいそうでなりませんでした。
「叔父さん、お花がかわいそうです。どうかお家に置いてください。」と、叔父さんにお願いいたしました。叔母さんもまた、
「わるいという性質ではなし、気がきかないというだけなのですから、もう一度、よく、わたしからいい聞かせますから。それで、いけなかったときに、暇をやることにしてください。